端的に言えば様は無いの意味は「みっともない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「様は無い」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター／ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「様は無い（ざまはない）」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「様は無い」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「様は無い」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「様は無い」の意味は？
「様は無い」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1．体裁が悪い。みぐるしい。みっともない。「年がいもなくけんかしたりして―・いね」
出典：デジタル大辞泉（小学館）「様は無い」
「様は無い」は体裁が悪い・見苦しい・みっともないという意味を表す慣用句です。他人のみっともない様子を見た際に使われる言葉となっています。古風な表現のため、あまり日常的に使用される言葉ではない点に注意しましょう。また、不快感を感じたことを伝える言葉となっており、攻撃的なニュアンスを含む点にも注意が必要です。
「様は無い」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉となっています。また口語体では「ざまあねえ」として形が変化するため、こちらの点についてもあわせて覚えておきましょう。この機会に「様は無い」の意味・用法を確認しておき、自身の語彙力を高めていきましょう。
「様は無い」の語源は？
次に「様は無い」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「様は無い」の語源は現在はっきりとはしていません。「様は無い」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。また語源とあわせて「様はない」がいつ頃から使われだしたのか、という点についても確認しておきましょう。
1870～76年の西洋道中膝栗毛には「鼻から提灯が出たり引こんだりざまはねへ」として、こちらの言葉が登場しています。このことから「様は無い」は非常に古くから現在と同様の意味で使われていることが分かりますね。こちらもあわせて覚えておきましょう。
＼次のページで「「様は無い」の使い方・例文」を解説！／
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