

ライター/きき
植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。
高校と大学の最大の違いとは?

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高校から大学に進学すると、生活面と学習面で様々な変化が生じます。進学直後は、この変化に慣れず戸惑うこともあるでしょう。そんな高校と大学の最大の違いは何なのでしょうか。ここでは、高校と大学の最も異なる点について解説していきます。
高校:受動的に行動する
高校では、先生に守られながら、決められた時間割に沿って学習していきます。生徒自身は特に何もしなくても、しっかり授業に出席していれば卒業することができますよね。授業でも、教科書を使って、決まった問題に対する解法を学ぶことが特徴ですよね。
このように、高校では、生徒は人に言われたことを行うという受動的な行動をすることがほとんどです。
大学:能動的に行動する
大学では、生徒は1人の大人として扱われ、自分の行動は自分で責任を持たなければなりません。自分が必要とする授業だけ受けて、自分で課題を見つけて解決する、という能力を育てていくのです。また、何事も必要なことかどうかは自分で判断し、自主的に行動する機会が増えていきます。
このように、大学では能動的に行動することが求められるのです。
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高校と大学の3つの違い
高校と大学の最大の違いは「受動的に行動するか、能動的に行動するか」でしたね。高校では、先生に言われた通りのことを学習、行動する必要がありますが、大学では、自分で行動を起こして授業を受けたり、学習したりしなければなりませんでした。
ここからは、学校生活における両者の細かい違いについてご紹介していきます。
1. 時間割:決められた時間割から自分で決める時間割へ

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高校ではクラスごとに決められた時間割があり、生徒はそれに沿って勉強をしますよね。しかし、大学では、「クラス」というものがないことが多く、時間割は自分で作ることになるのです。
大学から、学部や学科ごとの授業計画がまとめられた「シラバス」が渡されます。これを参考にしながら、自分はどの講義を必ず受けなければならないのか、面白そうな講義はどれかなど自分で判断して、オリジナルの時間割を作らなければなりません。
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