この記事では冷房とドライの違いについてみていきます。どちらも夏に使うことが多く、使うことで快適に過ごせるイメージがあるよな。違いはずばり目的のようですが、機能・光熱費・使い分けが違うなど調べてみるといろいろあるみたいです。
今回はそんな夏に欠かせないエアコンの機能の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家

現在ライターとして、あらゆる分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多数記事を執筆してきた。この経験を生かし雑学の知識を分かりやすく解説していく。

ざっくり冷房とドライの違いは?

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暑くなるとクーラーを使用したくなりますが、冷房とドライの違いが分からないという方は多いのではないでしょうか。どのような違いがあるのか、はじめにざっくり内容を紹介します。仕組みや使い分けが分かりますよ。

冷房:室温を下げる

冷房は室温を下げる機器です。室温を下げることで快適に過ごせたり、熱中症対策になったりします。室内の熱い空気を外に吐き、涼しくなった空気を室内に戻す仕組みです。冷房は設定された温度まで冷やすように運転します。

ドライ:湿度を下げる

ドライは室内の湿度を下げる機器です。雨が降っていたり、部屋干しをしていたりすると湿度が上がります。室内の水分量が増えると、じめじめして不快に感じるでしょう。ドライの働きは、水分を凝結させて水蒸気量を減らします。

違いその1:機能

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冷房とドライは1つのエアコンから運転されますが、どのような機能の違いがあるのでしょうか。この章では、双方の機能の違いを紹介します。室温と湿度の下げ方や、エアコンの内部について分かりますよ。詳しく内容を見ていきましょう。

\次のページで「冷房:熱を外に出す」を解説!/

冷房:熱を外に出す

冷房は熱い空気を吸い取り、部屋の外に出します。そして、冷えた空気を再度室内に戻して、温度を下げて室内を冷やす仕組みです。冷房は設定温度になるまで、この作業を繰り返します。重要な役割を果たしているのが、エアコンの中にある熱交換器です。

ドライ:水分を外に出す

ドライの機能は水分を外に出すことです。エアコンの中にある熱交換器が、空気の熱を取りながら水分を放出させます。さらに、水分を出して冷えた空気を室内に取り入れる仕組みです。この工程を繰り返して、微弱な冷房運動をしながら部屋の湿度を下げます。

違いその2:光熱費

冷房とドライはどちらも部屋を冷やす点が同じですが、光熱費の違いはあるのでしょうか。この章では、双方の光熱費の違いを紹介します。節電を意識されている方や、エアコン代にお悩みの方は参考にしていただける内容です。

冷房:ドライよりも高い

冷房の使用環境や電力会社との契約によって光熱費は異なるため、正確な電気代は分かりませんが、ドライより光熱費が高い傾向にあります。数円の差ですが、毎日長時間使っていると金額に差は生まれるでしょう。

冷房の光熱費をおさえるには、室温を28℃にすると節約になるといわれています。また、古いエアコンより最新のエアコンの方が、光熱費がおさえられるのでおすすめです。

ドライ:冷房より安い

ドライの光熱費は冷房よりも安い傾向にあります。光熱費をおさえたいなら、冷房よりドライがおすすめです。ただし、ドライの中でも再熱除湿機能は光熱費が高くなるので注意しましょう。再熱除湿機能は冷房と暖房の働きをするため、金額が上がります。

\次のページで「違いその3:使い分け」を解説!/

違いその3:使い分け

冷房とドライは光熱費以外で、どのように使い分けたらよいのでしょうか。この章では、双方の使い分けを紹介します。使い分けが分かれば快適に過ごす方法や、より涼しく過す方法などが分かるでしょう。詳しく解説していきます。

冷房:真夏

冷房は真夏に使うことをおすすめします。特に暑くて寝苦しい夜は就寝前に部屋を冷やしてから、タイマーを設定して寝るとよいでしょう。また、冷房と一緒に扇風機やサーキュレーターを使うと、効率的に室内を冷やせます。

ドライ:悪天候・部屋干し

ドライは悪天候や部屋干しのときにおすすめです。悪天候のときは1日中湿度が高い場合があるので、ドライを活用して快適に過ごしましょう。部屋干しをしているときは、ドライを活用すると洗濯物が速く乾きます。状況によってドライを使用しましょう。

冷え性の方に向いているのはどっち?

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クーラーによって夏でも冷え性に悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。冷え性の方に向いてるのは、冷房とドライどちらなのか紹介します。冷え性の方や体を冷やしたくないという方は必見の内容です。詳しく見ていきましょう。

ドライの方が向いている!

冷え性の方には再熱除湿方式のドライがおすすめです。室内の温度を下げ過ぎずに、湿度を下げられます。冷え性や寒さが苦手な方でも、快適に過ごせるでしょう。体が冷えると免疫力が落ちやすくなるので、冷えすぎない再熱除湿方式がおすすめです。

冷房とドライの違いは目的

冷房とドライの違いは目的で、冷房は室温を下げてドライは湿度を下げます。そのため、真夏には冷房を使って、悪天候や部屋干しをしているときはドライがおすすめです。また、光熱費はドライの方が安い傾向にあるので、節約したい場合はドライを使いましょう。

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3分でわかる冷房とドライの違い!電気代はどっちが安い?機能や使い分けも雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説

この記事では冷房とドライの違いについてみていきます。どちらも夏に使うことが多く、使うことで快適に過ごせるイメージがあるよな。違いはずばり目的のようですが、機能・光熱費・使い分けが違うなど調べてみるといろいろあるみたいです。
今回はそんな夏に欠かせないエアコンの機能の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家

現在ライターとして、あらゆる分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多数記事を執筆してきた。この経験を生かし雑学の知識を分かりやすく解説していく。

ざっくり冷房とドライの違いは?

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暑くなるとクーラーを使用したくなりますが、冷房とドライの違いが分からないという方は多いのではないでしょうか。どのような違いがあるのか、はじめにざっくり内容を紹介します。仕組みや使い分けが分かりますよ。

冷房:室温を下げる

冷房は室温を下げる機器です。室温を下げることで快適に過ごせたり、熱中症対策になったりします。室内の熱い空気を外に吐き、涼しくなった空気を室内に戻す仕組みです。冷房は設定された温度まで冷やすように運転します。

ドライ:湿度を下げる

ドライは室内の湿度を下げる機器です。雨が降っていたり、部屋干しをしていたりすると湿度が上がります。室内の水分量が増えると、じめじめして不快に感じるでしょう。ドライの働きは、水分を凝結させて水蒸気量を減らします。

違いその1:機能

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冷房とドライは1つのエアコンから運転されますが、どのような機能の違いがあるのでしょうか。この章では、双方の機能の違いを紹介します。室温と湿度の下げ方や、エアコンの内部について分かりますよ。詳しく内容を見ていきましょう。

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