「勝ちを制する」の使い方・例文
「勝ちを制する」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1. このギャンブルはもう何時間もやってきたし、同席しているやつらの傾向も場の流れも読み切った。勝ちを制したようなものだ。
2. 今回のプレゼンでは周到な準備をしたから、相手の心をつかむことができて、勝ちを制することができた。君のおかげだよ。
3. 学園のアイドルであるあの子を彼女にすることができたのは、綿密な戦略があったからなんだ。勝ちを制することができた理由は必ずあるんだ。
例文の1ではまだ勝利が確定していない状態、例文の2と3は確定した状態で「勝ちを制する」が使用されているという微妙な違いはありますが、基本的には「勝利が自分のもの」という意味でどの例文でも使われていることがわかります。
「打ち勝つ」:勝つを強めて言うこと
今回ご紹介する最初の類義語が「打ち勝つ」(うちかつ)です。口語でもよく使用される慣用句ですが、念のため国語辞典で意味を確認しておきましょう。
1. 「勝つ」を強めていう語。
2. (「打ち克つ」とも書く)困難や苦しみなどを乗り越える。克服する。
3. 野球・テニスなどで、激しく打ちあったすえに相手に勝つ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「打ち勝つ」
「勝ちを制する」の類義語としては1ですね。「打ち勝つ」は「勝ちを制する」と同じような意味を有していますが、比較すると「勝利」をより強調したい時に使用するのが「打ち勝つ」と言えるでしょう。
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