
きしめんは味が染み込みやすい麺ではありますが、幅が広く実際に食べてみるとつゆの味が薄く感じることも。そのため、味が濃厚な出汁や醤油が使われています。茹でた麺に温かい出汁つゆをかける、「かけ」という食べ方が基本です。
讃岐うどんは濃い目のつけつゆを麺に直接かける「ぶっかけ」、茹で上がったうどんを水で締めずに食べる「釜揚げ」などの食べ方が人気。トッピングの種類が豊富なのも特徴と言えます。
(2)おすすめアレンジ:カレー・みそ煮込みなど
きしめんやうどんは様々な食べ方ができる麺です。シンプルな食べ方に飽きてしまった方は、アレンジメニューにチャレンジしてみましょう。サッと済ませたいときのお昼ご飯などにもぴったりです。
きしめんやうどんのおすすめアレンジ
・カレー
レトルトカレーや残ったカレーに水・出汁・醤油などを加えたものを茹でた麺にかけるだけで作れる。
・みそ煮込み
和風出汁と味噌をベースにしたつゆに、鶏肉・しいたけ・ねぎ・油揚げ・かまぼこなどを入れて煮込む。冷凍麺や生麺を使えば、別で茹でずにそのまま煮込めるので楽チン。味噌を赤味噌にすると名古屋風になる。
・ビビン麺風
茹でて冷水でしめた麺に、コチュジャン・醤油・酢・ごま油・砂糖・鶏ガラスープの素を混ぜ合わせる。きゅうりやキムチ、ゆで卵などをトッピングしてビビン麺風に。
きしめんやうどんに似ている麺類との違い

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きしめんやうどんの他にも白い色をした麺はいくつかあります。きしめんやうどんとはどんな違いがあるのか、似ている麺類の特徴をみていきましょう。
(1)ほうとう:生地に塩が入っていない
きしめんと見た目が似ているほうとう。山梨県の郷土料理の一つです。見た目だけでは見分けづらいですが、生地作りに塩水を使わないという大きな違いがあります。
食感はかなり柔らかいです。また生地に塩が入っていないため、つゆと別に茹でる必要がありません。つゆの中に入れて加熱すると、とろみが出るのも特徴です。
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(2)そうめん:麺の太さが1.3mm未満
そうめんの材料は小麦粉と塩水で、きしめんやうどんと同じです。大きな違いは麺の太さにあります。そうめんの定義は長径1.3mm未満のもの。うどんは長径1.7mm以上のため、うどんと比べてかなり細いことがわかりますね。
食感は細いながらもコシがあり、ツルッと口に入る滑らかさが特徴です。あまり食欲がないときでも食べられるような、食べやすさも魅力の一つと言えるでしょう。
(3)ひやむぎ:麺の太さが1.3〜1.7mm未満
ひやむぎはうどんやそうめんに似ている麺です。特にそうめんとは見分けづらいかもしれませんが、麺の太さに違いがあります。ひやむぎの定義は長径1.3〜1.7mm未満。太さはそうめんとうどんの中間です。
材料はそうめんと同じですが、麺が太いぶんより強いコシを感じます。茹でた麺を水で締め、冷やした状態で食べることが多いです。
麺の形で見分けてみよう!
きしめんとうどんには様々な違いがありますが、一番わかりやすいポイントは麺の形です。きしめんは平たい帯状で、うどんは程よい太さと丸みがあります。どちらなのか迷ったときは、形をヒントにして見分けてみてください。
また麺の形が違うため食感も異なります。作りたい料理によって使う麺を変えてみるのもおすすめです。うどんをよく作るという方は、ぜひきしめんも取り入れてみてくださいね。マンネリ防止にもなりますよ!