今回はそんなきしめんとうどんの違いを、定義なども確認しつつ、料理好きライター田嶋と一緒に解説していきます。
- ざっくりしたきしめんとうどんの違い
- きしめん:麺の見た目が平たい帯状
- うどん:麺の見た目が太くて丸みがある
- きしめんとうどんの違いを詳しく知ろう!
- (1)歴史:ルーツは「ひらかわうどん」や「水引餅」
- (2)名前の由来:どちらも中国のお菓子が関係
- (3)材料や道具:ポイントは塩水濃度と麺棒の太さ
- (4)食感:きしめんは「もっちり」うどんは「コシが強い」
- (5)カロリー:ほとんど違いはない
- きしめんとうどんの食べ方
- (1)基本の食べ方:きしめんは「かけ」うどんは「ぶっかけ」
- (2)おすすめアレンジ:カレー・みそ煮込みなど
- きしめんやうどんに似ている麺類との違い
- (1)ほうとう:生地に塩が入っていない
- (2)そうめん:麺の太さが1.3mm未満
- (3)ひやむぎ:麺の太さが1.3〜1.7mm未満
- 麺の形で見分けてみよう!
この記事の目次
ライター/田嶋あこ
料理するのも食べるのも大好きなWebライター。気になった食材や調味料を積極的に取り入れて、様々な料理にチャレンジ中。日頃の調理経験を活かして食べ物の違いを詳しく解説していく。
ざっくりしたきしめんとうどんの違い
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小麦粉や塩水から作られた麺類であるきしめんとうどん。どちらも味や見た目が似ているため、違いがわかりづらいですよね。まずはざっくりとした違いを解説していきます。
きしめん:麺の見た目が平たい帯状
きしめんはうどんの一種ですが、うどんと違って平たく帯のような形をしています。現在は人間が一から作ることは少なく、機械で作られていることが多いようです。
機械で製造した乾麺に限りますが、きしめんには以下のような定義があります。
きしめんの定義(乾麺)
・幅:4.5mm以上
・厚さ:2mm未満
この定義は日本農林規格(JAS規格)が定めたものです。きしめんという名前以外では、「ひらめん」「ひもかわ」などと呼ばれていることも。乾麺以外の生麺などについては、特に決まりはありません。
ただ同じきしめんの中でも、「名古屋きしめん」と呼ばれるものは定義が少し異なるようです。名古屋きしめんを名乗りたい場合は、幅が5〜7.5mmで厚さが1.5mm未満である必要があります。
うどん:麺の見た目が太くて丸みがある
うどんは程よい太さと丸みのある麺が特徴。きしめんと同じように、乾麺に関して以下のような定義があります。
うどんの定義(乾麺)
・長径:1.7cm以上
きしめんとは定義の内容も少し違いますね。うどんは断面が楕円に近い形になっているため、長径で判断しているようです。また、うどんもサイズに決まりがあるのは乾麺のみで、生麺タイプなどについては特に条件はありません。
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