
超伝導体:未来の送電システムを支える技術

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超伝導体は低温において電気抵抗が完全にゼロになる金属のことを指します。それゆえ、超伝導体を使って電気を運ぶと、途中で電気エネルギーを一切ロスしないのです。このようなことから、超伝導体は未来の送電システムを支える技術になることが期待されています。
この超伝導体の中に、イットリウム化合物が含まれているのです。イットリウム・バリウム・銅酸化物(YBCO)は1987年に発見された超伝導体で、-180℃で電気抵抗がゼロになることが知られていますよ。
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イットリウムについて学ぶ意義
イットリウムは私たち生活を支える重要な資源です。また、イットリウムを活用した次世代技術は多数存在し、これからも需要は高まっていくことが予想されます。しかしながら、産出国には大きな偏りがあり、イットリウムをめぐる安全保障上の問題も今後の課題になりますよね。
この記事では、イットリウムについて期待と課題の両側面から考察を行いました。ぜひこの機会に、イットリウムについての知識を身につけてみてくださいね。