国語言葉の意味

【慣用句】「掌にする」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「掌にする」について解説する。

端的に言えば「掌にする」の意味は「思いのままに支配する」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んだ。一緒に「掌にする」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「掌にする」の意味をわかりやすく伝える。

「掌にする」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 61144857

それでは早速「掌にする」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「掌にする」の意味は?

「掌にする」には、次のような意味があります。

手に握る。思いのままに支配する。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「掌にする

自分の所有とする。また、自分の支配下におく。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「手に握る

「掌にする」は「たなごころにする」と読み、何かの物事や他者を思うがままに支配する・している際に使用する言葉です。しっかり覚えていないと「たなごころ」となかなか読むことが難しいですから、気をつけましょう。上述したように「手に握る」もほとんど同じ意味で使用することができますので、合わせて覚えておくことをお勧めします。

「掌にする」の語源は?

次に「掌にする」の語源を確認しておきましょう。「掌にする」の語源は明確ではありませんが、「掌」は「てのひら。手の裏。たなうら。」という意味で、「手の中心」というニュアンスを有していますから、「掌にする」は意訳すると「(何かの物事や他者を)手の中心にする」となることがわかりますね。

「掌にする」の使い方・例文

「掌にする」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「掌にする」の類義語は?違いは?」を解説!/

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