理科生き物・植物生物生物の分類・進化

生物学のコープの法則とは?成立するの?自然選択説についても現役理系学生が解説

よぉ、桜木建二だ。みんなは「コープの法則」という言葉を聞いたことがあるだろうか。進化に関する法則の1つなのだが、高校生物の教科書にはあまり登場しない用語だから、聞き慣れないという人も少なくないだろう。そんなコープの法則はどんなものなのか、自然選択説にも触れながら、生物に詳しいライターききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき

大学生の頃は農学部に所属し植物のことを勉強した。現在は大学院に進学し植物のことを研究中。生物や植物の面白さを伝えられるライターを目指している。

コープの法則って何?

Fossil of Megaloceros Giganteus.jpg
Momotarou2012投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

「コープの法則」は生物の進化に関する法則の1つで、アメリカの古生物学者であるエドワード・ドリンカー・コープによって提唱された説です。コープの法則とは、「系統発生の過程で体が小型から大型へと変化する傾向にあること」を言います。つまり生物は進化して行くにつれて、徐々にその体のサイズが大きくなるということになりますね。

コープの法則は、高校生物でもほとんど登場しない説ですが、進化の正しい考え方を得るにために重要なヒントとなるので、しっかり学習しましょう。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

系統発生とは、ある種が誕生して、種として成立してから絶滅するまでの進化過程で起こった変化のことだ。

定向進化説と自然選択説

実は、コープの法則は「定向進化説」の1つなのです。この学説を初めて耳にする人も少なくないでしょう。この定向進化説とは何なのか、また、定向進化説が提唱されるまでに至った経緯について学習していきましょう。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: