地学理科

日周運動?年周運動?自転と公転による星の動きを科学館職員がわかりやすく解説!

東の空:地平線から斜めに登る
南の空:東から西へ弧を描くように移動
西の空:地平線に斜めに沈む
北の空:北極星を中心に反時計回りに移動

地球は約24時間で1回自転をしています。1回転は360°、つまり360÷24=15で1時間で15°、天体は移動するのです。

年周運動による星の動きによる星の動き

年周運動による星の動きによる星の動き

image by Study-Z編集部

1年をかけて行われる、天体の移動が年周運動です。例えば太陽は夏至の時に南中高度が最も高く、夏至は最も低くなります。その中間となるのが春分の日・秋分の日です。夏至の日は1年で最も日が長く、冬至は最も日が短い日ですね。これが毎年繰り返されるのは、地球が太陽の周りを公転しているからなのです。

南中:天体が真南に来る瞬間のこと
南中高度:南中したときの角度

地球は365日で1回転します。つまり同じ時刻で比較すると360÷365で1日約1°移動することになるのです。そして、1か月では30°移動し、2時間分星が速く見えるようになります。

動かない星、北極星

image by PIXTA / 47434099

星座の位置の変化の話をしてきましたが、位置がほとんど変わらない天体もあります。それが北極星です。北極星をコトバンクで調べると「天の北極近くに輝き、北の方角の目印になる。北辰(ほくしん)。」と書かれています。

北極星は地軸をまっすぐと伸ばした先のあたりに位置する星です。そのため、地球の自転や公転に関係なくその見かけの位置はほとんど変わりません。

星座と年周運動

朝のニュースでほぼ必ず見かける星座占い。例えば9月の上旬生まれの人はおとめ座となります。じゃあおとめ座が見えるのは9月なの?といえばそうではありません。

誕生日の星座は「生まれた時に太陽が位置していた星座」、つまりその時期に太陽のそばにある星座になります。そのため太陽が昇ったら同じ方向の空に星座が現れますが、当然日中にその星を見ることはできません。自分の誕生日の星座が見たければ、誕生月の3、4か月前に夜空を見上げてください。

日周運動と年周運動

毎日太陽が昇って沈み、夜には星を見る事ができます。太陽が沈まない日はありません。また季節によってみられる星座が異なっています。このように天体が1日、1年というスパンで地球の周りを移動してい(るように見え)るのが日周運動、年周運動です。

天体は1時間で15°移動します。また同じ時間に空を見上げると、2か月で約30度動いているのです。これを踏まえて星を見ると、より空の物語が楽しめそうですね。

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