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【慣用句】「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」について解説する。

端的に言えば蒼蠅驥尾に付して千里を致すの意味は「小人物でも賢者の庇護によって名を残せる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好きで歴史好き、名古屋出身で7年間のライター経験を持つeastflowerを呼んです。一緒に「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/eastflower

今回の記事を担当するのは語学好きで英語、中国語が得意な7年目のライター、eastflower。「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の言葉の起源やどんな場面で使えるのかをわかりやすく解説していく。

「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」(そうようきびにふしてせんりをいたす)の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の意味は?

それでは、「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の国語辞典の意味を見ていきましょう。全体の意味の他、「蒼蠅(そうよう)」と「驥尾(きび)」の意味についてご紹介します。

【蒼蠅驥尾に付して千里を致す】
1.《「史記」伯夷伝・索隠から》蒼蠅(あおばえ)は遠くまで飛べないが、名馬の尾にとまれば千里も行くことができる。小人物でも賢者や俊傑の庇護によって功名が立てられることのたとえ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」

【蒼蠅(そうよう)】
1. あおばえ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「蒼蠅」

【驥尾(きび)】
1. (「驥」は、千里をはしる名馬) すぐれて足の早い馬の尾。多く、すぐれた人のうしろのたとえにいう。
出典: 日本国語大辞典(精選版)「驥尾」

「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」には、二つの生物がでてきますね。ひとつは「蒼蠅」(そうよう)青いハエと、もうひとつは驥」(き)千里(4000km)も走るような足の速い馬です。

青ハエは、自分自身では、千里も飛ぶことはできませんが、名馬の尻尾に留まることで千里の移動も可能になります。そこから「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」は小人物であっても賢者の庇護により名を成す場合があるという意味で使われるようになったのです。

「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の語源は?

次に「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の語源を確認しておきましょう。

この成語が中国で使われるようになったのは、中国古代の偉大な思想家にして儒教の祖である孔子(こうし)にまつわる話から来ていると言われています。

孔子に仕える弟子の一人に顔回(がんかい)という名の者がいました。顔回は学問に熱心で後の歴史の中でも名を残せたひとりです。顔回は孔子がいたから後世に名を残せたのかもしれないですし、もし、孔子に出会えていなかったら世間から注目を受けることもなかったのかもしれません。孔子こそが、千里を駆ける名馬であり、その後についていって名を残せたハエが顔回だったというわけです。

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