今回はそんな読解に欠かせない言葉の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり真実と事実の違いは?
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真実と事実は似た言葉なので、違いを説明するのは難しいでしょう。本記事では、真実と事実の違いから、言葉の面白さを紹介します。一見同じ意味に思えますが、大きな違いがありますよ。はじめにざっくり違いを紹介します。
真実:嘘や偽りのないこと
真実は、嘘や偽りのないことです。人それぞれが考える「本当のこと」を表します。つまり、真実は人によって変わるということです。その人が物事を見て、感じたことを含めたものになります。また、真実は仏語でもあることを、知っておくと良いでしょう。
事実:実際に起こったこと
事実は、実際に起こったことです。不変な出来事や状況を表します。つまり、事実は誰が見ても変わらないということです。また、宗教の分野では、神によってなされた、時間と空間に見いだされる存在と認識しています。
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