
今回はそんな文章作成に欠かせない言葉の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家
現在ライターとして、あらゆる分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多数記事を執筆してきた。この経験を生かし雑学の知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり要因と原因の違いは?

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文章を作成する際に悩むのが、要因と原因の違いです。なんとなく今まで使っていたという方は、多いのではないでしょうか。本記事では要因と原因が混同しないよう、要因と原因の違いをご紹介します。はじめにざっくり違いを紹介するので、一緒に見ていきましょう。
要因:物事の発生の主な原因
要因とは、物事の発生の主な原因です。要因の「要」は「かなめ」と読み、もっとも大切な部分という意味を持ちます。また、要因は「成立要因」と表現することがありますが、意味はそのままでより要因を強調する際に使う言葉です。
原因:変化を引き起こすもと
原因は、物事や状態の変化を引き起こすもとです。原因の読み方は「げいいん」ではなく、「げんいん」となります。間違える方が多いので注意しましょう。要因は複数ありますが、原因はひとつだけです。原因が複数集まると、要因となります。
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違いその1:使い分け

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最初の章で、ざっくり要因と原因の違いがわかりました。では、実際に文章を作成する際は、どのように使い分けたら良いのでしょうか。この章では、それぞれの使い分け方について紹介します。普段から文章を作成する機会の多い方は、必見の内容です。
要因:ポジティブな場面でも
要因は、ポジティブ・ネガティブ両方の場面で使います。要因は物事が発生した際に、構成する要素を指す言葉なので、さまざまなシーンで使用可能です。ただし、報告書やレポートなど、少々堅苦しい場面でよく使われています。
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