
2. ミドリムシ類

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ミドリムシ類に分類される種類には、ミドリムシやカラヒゲムシなどがいます。ミドリムシ類に分類される生物は全て単細胞生物で、光合成色素としてクロロフィルaとクロロフィルbを持っているのです。
3. シャジクモ類
シャジクモ類に分類される生物種としてシャジクモとフラスコモがいます。どちらも多細胞生物で、光合成色素はクロロフィルa、クロロフィルb、カロテン、キサントフィルと、たくさんの種類を持ち合わせているのです。
4. 緑藻類
緑藻類に分類される生物は多細胞生物と単細胞生物のものがあり、代表種には多細胞生物のアオサやアオノリ、単細胞生物のクラミドモナスやクロレラなどがあります。光合成色素はクロロフィルa、クロロフィルb、カロテン、キサントフィルとシャジクモ類と同じものを持っていますよ。

ここまで紹介したミドリムシ類、シャジクモ類、緑藻類の共通点はクロロフィルaとクロロフィルbを持つことだ。暗記の時、その生物が持っているクロロフィルの種類で覚えると頭に入りやすいぞ。
5. ケイ藻類
ケイ藻類の代表種として、ハネケイソウやヒカリモなどが挙げられます。ケイ藻類は単細胞生物で、体内にはクロロフィルa、クロロフィルc、フコキサンチンという光合成色素が存在するのです。
6. 褐藻類

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褐藻類にはワカメ、コンブ、ヒジキなど私たちにとって馴染みのある藻類が分類されています。このグループの生物は多細胞生物で、光合成色素はクロロフィルa、クロロフィルc、フコキサンチン、カロテン、キサントフィルと藻類の中でも多くの種類の光合成色素を持ち合わせているのです。
7. 渦べん毛藻類
渦べん毛藻類(うずべんもうそうるい)には、単細胞生物であるツノモやムシモなどがあり、体内には、クロロフィルa、クロロフィルc、キサントフィルといった光合成色素が存在します。

ケイ藻類、褐藻類、渦べん毛藻類の共通点はクロロフィルaとクロロフィルcを持っていることを覚えておこう。
原生生物界は幅広い!
原生生物界に属する生物の特徴は幅広いです。真核生物であることは共通していますが、独立栄養なのか従属栄養なのか、多細胞なのか単細胞なのかと、他の界と比べてかなり複雑なグループになっているのです。今回の説明で使った図を使いながらぜひ覚えてくださいね。
イラスト引用元:いらすとや