ライター/きき
大学生の頃は農学部に所属し植物のことを勉強した。現在は大学院に進学し植物のことを研究中。生物や植物の面白さを伝えられるライターを目指している。
そもそも心臓は何のためにあるの?
そもそも心臓は何のために動物たちの体の中にあるのでしょうか。血液は常に全身に存在する全ての細胞に、酸素や栄養分を与えます。また、それと同時に、細胞で生じた二酸化炭素などの不要物を回収するのです。そんな血液の循環の「ポンプ」のような役割を果たすのは「心臓」。この重要な役割を果たす「心臓」がなければ動物は生きることができません。
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魚の心臓の特徴とは?
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同じ脊椎動物の中でも種類によって心臓の特徴は異なります。ここでは、魚の心臓の特徴について学んでいきましょう。
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特徴1. 1心房1心室
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魚の心臓は、脊椎動物の中で最も単純なつくりになっています。心房と心室は1つずつしかありません。心臓は全身を回ってきた酸素が少ない静脈血をえらに送る役割をしています。1心房1心室でありながらも、効率よく酸素と二酸化炭素の交換ができるのです。
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