物理理科

3分でわかる運動量と運動エネルギーの2個の違い!表すもの・方向・保存の条件など阪大院卒ライターが分かりやすくわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。今回は運動量と運動エネルギーの違いについてだ。運動量と運動エネルギーについてそれぞれちゃんと理解してるか?どっちも似たようなイメージだよな。
その理解で間違いないとは思うが、問題なんかで正しく使い分けられるように、物理と化学に詳しいライターの小春と詳しく解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小春(KOHARU)

見た目はただの主婦だが、その正体は大阪大学大学院で化学を専攻していたバリバリの理系女子。大学院卒業後はB to Bメーカーで開発を担当し、起きている現象に「なぜ?』と疑問を持つ大切さを実感した。

違いその1:「運動量」「運動エネルギー」が表すものを歴史から考える

image by iStockphoto

そもそも運動量と運動エネルギーはどう違うのでしょうか?

それぞれが表しているものを「運動の激しさ」だとすれば、運動量も運動エネルギーも同じだと言えますね。

運動量は「物体の運動=量」として表したもの

運動量を発見したのはフランスのデカルト(1596-1650)です。等速直線運動をしているとき、同じ質量なら速さの速いほうが、同じ速さなら重いほうがより大きな力(運動量)をもち、保存することを発見して書き残しました。

ニュートン(1642-1727)はプリンキピアの中で「運動量とは、速度と物質量とをかけて得られる運動の測度である」と述べています。

運動エネルギーは「運動している物体がもつ運動由来のエネルギー」

運動エネルギーはもともと、運動量と区別されず、混同されていました。しかしこれらは異なる物量で、運動エネルギーはスカラー量です。運動の方向性と運動エネルギーの量に相関性はありません。

\次のページで「違いその2:運動の方向」を解説!/

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