「活弁」はナレーターの前身
「活動弁士」とは、無声映画(サイレントムービー)時代に活躍した職業で、映画を上映する横で内容を解説していました。略して活弁や弁士とも呼ばれていましたが、関東では映画説明者、関西では映画解説者と名乗っていたそうです。現在のナレーターの前身とも言われています。
「浪曲」は日本三大話芸
「浪曲(ろうきょく)」は「浪花節(浪花節)」とも言い、三味線を伴奏に物語を語る芸能です。「落語」や「講談」と並んで「日本三大話芸」の一つとされ、三味線伴奏者を「曲師」、声で演じる人を「浪曲師」と呼びます。
「御伽衆」は話相手、「歌舞伎」は奇抜が語源
「御伽衆」とは戦国時代に生まれた職業で、主に将軍や大名の側近として話相手になったり、自分の経験談や書物の講釈などを話します。
「歌舞伎」は”傾く(かたむく→かぶく)”を語源とした言葉で、派手な衣装や奇抜な格好をした者たちを「かぶき者」と呼んだことが始まりです。最初は主に女性が踊っていた「かぶき踊」から「歌舞姫」や「歌舞妓」と呼ばれていました。ところが、江戸時代印風紀が乱れたことから、幕府により女歌舞伎禁止令がだされてしまいます。そのため、江戸時代を境に歌舞伎は男性だけが演じるようになったのです。
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ここまでの簡単なまとめです。
■活動弁士…無声映画の解説者。
■浪曲…三味線を伴奏に物語を歌う。日本三大話芸。
■御伽衆…話し相手。
■歌舞伎…奇抜な格好が語源。
日本の大衆芸能を支え続けた存在
ここまで「落語」と「講談」の違いや説明などを解説しました。
日本の大衆芸能は様々な形で発展し、長い歴史の中で姿や名前を変えたりしながら私たちを楽しませてくれています。玉川カルテットの「浪曲漫才」などは一世を風靡し、私たちの親世代、祖父や祖母世代の心を潤す笑いを生み出してくれました。
次にどんな話芸が生まれるのか、これからが楽しみですね。
