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蝶の羽の仕組みって?構造から考える色・飛行・熱吸収の仕組みとバイオミメティクスについて農学部卒ライターが徹底わかりやすく解説!

熱吸収に役立つ羽の構造

日向ぼっこをする蝶から、「蝶の羽は太陽光の熱吸収に優れているのではないか」と考えたカルフォルニア工科大学のRadwanul Siddiqueたちは、“ベニモンアゲハ”の構造を研究しました。ベニモンアゲハの羽を顕微鏡で見ると、無数の小さな穴がランダムにあることが観察され、その穴に入った光が散乱することで効率よく熱が吸収されるということが分かったのです。さらに、光を吸収するためには位置と順序が重要であり、形状は重要でないことを突き止めました。

バイオミメティクスとは?

バイオミメティクスとは、コトバンクにおいて以下のように定義されています。

生体のもつ優れた機能や形状を模倣し、工学・医療分野に応用すること。

出典:“バイオミメティクス”.コトバンク. https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%83%A1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9-598510,(参照2022/4/18).

この章では、上記で見てきた蝶の羽の仕組みがどのように私たちの生活に取り入れられているのか学習しましょう。

蝶の羽の構造色の応用

image by iStockphoto

蝶の羽の構造色は、現在すでに車の塗料・繊維・化粧品などに応用されています。構造色の長所について、以下の3つを紹介しましょう。

・光沢のある美しい輝き

・寿命が長い

・人や環境にやさしい

\次のページで「蝶が飛ぶのに必要な羽の形の応用」を解説!/

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