低温の経験
秋に種を蒔いて春から夏にかけて花を咲かせる長日植物は、冬至から夏至を経験し越冬します。暖かい時期に花を咲かせるから、暖かい気温が必須かと思われますが、長期にわたる(1か月~数か月)低温が必須です。しっかり冬を経験して春を経験しないと花芽が形成されないのです。このことを春化と言いますよ。
温度を感知する物質はまだわかっていない
日長は、地球の公転が一定している限り安定していますね。ですが、気温は年によって違いますね。日長を感知する光センターの役割を果たす、光受容体たんぱく質の正体は研究で明らかになりつつありますが、植物が温度を感知するタンパク質はまだ見つかっていません。
花芽形成に関係するホルモン
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中性植物について理解できましたか。では、最後にどの被子植物にも当てはまること、花芽形成のホルモンについてお話しますね。植物にはまだわかっていないこともあるので、そのことも説明していきますね。
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