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北大西洋条約機構(NATO)とは?設立の背景やその目的を元大学教員が5分で解説

よぉ、桜木建二だ。2022年のロシアのウクライナ進攻で注目が集まっているのが北大西洋条約機構 NATO。ヨーロッパと北米の30カ国から構成される軍事同盟です。北大西洋条約機構 NATOは、第二次世界大戦後にイギリスとアメリカが中心となって発足しました。

北大西洋条約機構 NATOは、どのような背景から設立に至ったのか、世界史に詳しいライターひこすけと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/ひこすけ

アメリカの歴史と文化を専門とする元大学教員。ウクライナ進攻をきっかけに、北大西洋条約機構 NATOに対する注目度が高まっている。知っているようで知らないNATOについて、気になる点をまとめてみた。

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北大西洋条約機構 NATOの設立

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北大西洋条約機構 NATOの英語名はNorth Atlantic Treaty Organization。ヨーロッパと北米の30カ国から構成される軍事同盟のことで、外部からの攻撃に対抗するための「集団防衛システム」としても機能しています。

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NATOの設立は1949年

NATOが設立されたのは第二次世界大戦後。ソビエト連邦により、ヨーロッパが共産化の波にのまれるのを防ごうとする意図があります。そのため設立されたときは、東ヨーロッパの共産圏に対抗する、西ヨーロッパおよび北アメリカにより構成されていました。

しかしながら、東ヨーロッパや旧ソ連国の資本主義化が進み、今ではさらに構成国は多様になっています。一方、ソ連など東側8か国は、NATOに対抗するためにワルシャワ条約機構を発足。ヨーロッパな長らく東西で分裂していました。なお、ワルシャワ条約機構は現在、廃止されています。

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NATOは現在、30か国から構成されています。具体的には、アルバニア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フランス、ドイツ、ギリシア、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、モンテネグロ、オランダ、北マケドニア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スペイン、トルコ、イギリス、アメリカ合衆国。フランスは復帰を宣言しているものの、離脱中です。

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ドイツの加入により揺れたNATO

NATOが発足したころ、第二次世界大戦でナチスが与えた影響が問題視されていたドイツは加盟せず。ドイツは、米ソの対立の影響もあり、東西に分断していましたが、西ドイツについては早々にNATO加盟の準備を進められます。

しかし、フランスがドイツの再軍備化に反対するなど、スムーズに加盟できませんでした。西ドイツがNATOに加盟したのは1955年11月12日。ロシアの影響かにあった東ドイツは、ドイツ統合までワルシャワ条約機構に加盟していました。

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初代事務総長は「アメリカを引き込み、ロシアを締め出し、ドイツを抑え込む」ことがNATO設立の目的だと表現した。ロシアとの対立が強調されるが、もとはヨーロッパを悩ませてきたドイツの問題が根底にあることが分かるな。

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