今回はそんな就職先に欠かせない所属の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライター熊家と一緒に解説していきます。
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり公務員と民間の違いは?
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就職活動をしている人は、公務員と民間のどちらで働くか迷うでしょう。就職先を決定するためには、双方の違いを知っておく必要があります。違いを知っていなければ、自分に向いているのはどちらか、自分のやりたい仕事はどちらか見極められません。
今回の記事は、公務員と民間の違いの紹介です。はじめにざっくりと違いを紹介します。
公務員:国や地方公共団体に所属
公務員とは国で働く「国家公務員」と、地方で働く「地方公務員」を指します。営利を目的とせず、社会のために仕事を担うのが特徴です。地元への関心や気持ちが強い人は、地方公務員を選ぶ人が多いでしょう。職種は市役所の職員・警察官・消防士などがあり、国民が納めている税金を活動の資金にしています。
民間:公的機関に属さずに経営する企業
民間とは公的機関に属さず経営する企業で、株式会社や個人事業などです。企業でなくても、個人で店舗経営をしている場合も含まれます。物・価値・サービスなどを提供し、その対価を得ることが活動の目的です。
公務員の活動は税金が基となっていましたが、民間企業は融資や株式を資金としています。このことから、所属先が違うと資金の出処も違うということが分かりますね。
特徴1:採用の違いは?
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ざっくりと違いが分かりましたので、ここからは深く掘り下げていきましょう。まずは公務員と民間の採用方法について紹介します。採用方法にどのような違いがあるのか、詳しく知っている人は少ないでしょう。
この章を読めば、どのような手順で採用されるのか分かりますよ。
公務員:公務員試験に合格
国家公務員は国家公務員試験、地方公務員は地方公務員試験を受けます。国家か地方かによって、試験内容の違いが特徴です。一次試験が筆記試験で、二次試験が面接やグループディスカッションとなります。試験からは、知識や実力が身に付いた人材かの判断が可能です。
試験は4月頃から選考が始まり、6月頃に最終結果の発表となります。
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