国語言葉の意味

【慣用句】「余所にする」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「余所にする」について解説する。

端的に言えば「余所にする」の意味は「おろそかにする」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んだ。一緒に「余所にする」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「余所にする」の意味をわかりやすく伝える。

「余所にする」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 60121534

それでは早速「余所にする」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「余所にする」の意味は?

「余所にする」には、次のような意味があります。

おろそかにする。また、無視する。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「余所にする

「余所にする」は「よそにする」と読み、何らかの物事をおそろかにする際、又は無視する際に使用する言葉です。「おろそか」と「無視」は若干意味が異なりますから、正確に使用・読み取りできるよう注意しておきましょう。

「余所にする」の語源は?

次に「余所にする」の語源を確認しておきましょう。「余所にする」の語源は明確ではありませんので、「余所」の意味を確認します。

「余所」はここでは「自分には直接関係のないこと。関心のないこと。また、そのもの。」という意味ですね。そのため「余所にする」は「自分に関係のないことにする」となることがわかります。

なお「よそ」は「他所」とも書くことができますが、「他所」は「たしょ」と読むこともでき、その場合は「ほかの場所。土地。」や「ほかの場所に移ること」と若干違う意味になりますから注意が必要です。

「余所にする」の使い方・例文

「余所にする」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「余所にする」の類義語は?違いは?」を解説!/

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