2. 「身を削る」
次にご紹介する類義語が「身を削る」(みをけずる)です。こちらも意味を確認しておきます。
大変な苦労をしたり、ひどく心を痛めたりする。骨身を削る。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「身を削る」
「身を削る」も「命を捧げる」と近い意味を有していますが、「命を捧げる」が何かの物事や誰かのために頑張るというニュアンスを持っていたのに対し、「身を削る」はどちらかというと自らの苦労や痛みに焦点を当てた慣用句と言えるでしょう。「誰かのために身を削る」という使い方であれば「命を捧げる」により近くなりますね。
3. 「奉仕」
今回最後にご紹介する類義語が「奉仕」(ほうし)です。こちらも意味を確認しておきます。
1. 神仏・主君・師などに、つつしんでつかえること。
2. 利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと。
3. 商人が品物を安く売ること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「奉仕」
「命を捧げる」の類義語としては2の意味ですね。「利害を離れて尽くす」という点では共通していますが、「奉仕」は国家や社会といった対象に限定している点が違いと言えます。
「命を捧げる」の対義語は?
さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。
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