1. あの相手に命を捧げるシーン、西洋的な描き方だけれど、なんだか愛を感じてとっても感動しちゃった。
2. あなたはこのままでは受験に失敗するわ。とりあえず点を取りやすい国語に命を捧げて勉強することね。
3. 日本政府からのお知らせが届いたよ。実質的なクビの宣告みたいだが、チャンスを信じて命を捧げて頑張ろうと思う。
例文1は実際の「生命」を捧げることを、例文2と3は何かの物事に対して「死を覚悟しながら頑張る」ことを「命を捧げる」が表現していることがわかりますね。例文2は「受験の失敗」、例文3は「クビ」を「死」と捉えているとも言えるでしょう。
1. 「骨身を惜しまず」
今回最初にご紹介する類義語が「骨身を惜しまず」(ほねみをおしまず)です。念のため国語辞書にて意味を確認しておきましょう。
苦労をいとわず。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「骨身を惜しまず」
このように「骨身を惜しまず」は「命を捧げる」と比較すると、何かの物事や誰かのために頑張るという点では共通していますが、「命を捧げる」の方が「死」を覚悟している故により強い意思や奉仕を表現していると言えるでしょう。
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