3分で簡単電話の仕組み!遠く離れた人と通話ができる理由とは?現役理系学生ライターが徹底わかりやすく解説!
人々が日常的に使っている電話ですが、その仕組みをご存知でしょうか?電話は身近な存在ではありますが、いざ仕組みを説明しようとしてもよくわからないという人が多いはずです。そこで今回の記事では、電話というサービスがどのような仕組みで提供されているかを徹底的に解明していくことにしたぞ。ぜひ、この機会に「電話の仕組み」についての理解を深めてくれ。
塾講師として物理を高校生に教えていた経験もある通りすがりのぺんぎん船長と一緒に解説していきます。
ライター/通りすがりのペンギン船長
現役理系大学生。環境工学、エネルギー工学を専攻しており、物理学も幅広く勉強している。塾講師として物理を高校生に教えていた経験から、物理の学習において、つまずきやすい点や勘違いしやすい点も熟知している。
電話の基本原理を学ぼう!
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今日、日本人の携帯電話所有率は80%を超えており、各家庭に設置される固定電話も含めると電話の普及率はほぼ100%であると言えるでしょう。私たちが日常的に使っている電話ですが、なぜ遠く離れた人と簡単に会話ができるのでしょうか?この記事を読み終わるころには、このような疑問はきっと晴れていますよ。
この記事では、電話の基本原理を解説した後、現在の電話サービスを支えている要素技術などについても言及します。また、これまで電話サービスがどのように進化してきたかという点も考察してみますよ。
最初は、電話を通して遠くはなれた人の声を聞くことができる理由について述べますね。このチャプターでは、AさんがBさんに電話で話しかけている場面を例を挙げて、電話の基本原理を説明します。それでは早速解説をはじめていきますよ。
人の声を電気信号に変換
電話を通してAさんがBさんに話しかけるとき、実際にはAさんは受話器に向かって声を発します。このとき、Aさんの声は受話器に内蔵されているマイクによって電気の信号に変換されますよ。
マイクには磁石とコイルが組み込まれています。空気中を伝搬するAさんの声の震えでコイルを揺らし、電磁誘導を発生させることで、このコイルに電流を流すのです。コイルに流れる電流は声の強弱に合わせて変化し、その変化が電気信号になるのですね。
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