アサリやホタテは二枚貝類(二枚貝綱)という、べつのグループですね。
巻貝の多くは海生ですが、中には淡水に生息する巻貝も存在します。タニシやカワニナなどが当てはまりますね。
カタツムリのなかま
巻貝は巻貝でも、水中ではなく陸上に進出したのが、カタツムリのなかまです。
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小さな子供でもカタツムリという存在はよく知っていますが、じつはカタツムリ類は非常に種類が多く、世界に2万種以上もの現生種がいるといわれています。カタツムリは移動能力が低いため、地域に固有の種がそれぞれに進化したと考えられているんです。
皆さんの身近にいるカタツムリも、もしかしたらほかの地域では見られない、貴重な種類のものかもしれませんよ。
カサガイのなかま
前項にもありましたが、一見貝殻が巻いているように見えないカサガイのなかまも、腹足類にふくまれます。「腹足類=巻貝」と覚えてしまうと、このような存在を忘れてしまうので注意したいですね。
ウミウシのなかま
カラフルな色合いで「海の宝石」とよばれることもあるウミウシのなかまは、貝殻を失った腹足類です。日本では近年人気が高くなっていますね。
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巻貝とは姿が大きく異なるように見えますが、ウミウシの背中に巻貝がのっていたら、まるでカタツムリのような姿になると思いませんか?
なお、背中にお花のようにふさふさしたものを乗っけているタイプのウミウシがよくいます。そのふさふさは鰓です。
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