理科生き物・植物生物生物の分類・進化

高校生物で学ぶ植物の生活環とは?生活史についても現役理系学生がわかりやすく解説


  1. 胞子のうで減数分裂によって胞子が作られる。

  2. 胞子が成長し配偶体である「前葉体」になる。

  3. 前葉体に存在する造精器「精子」が作られ、同じく前葉体に存在する造卵器「卵細胞」が作られる。

  4. 精子と卵子が受精して、受精卵ができる。

  5. この受精卵が成長すると、胞子体になり胞子のうができる。

  6. 1に戻る

このように、胞子体がシダ植物の生活環のメインになり、胞子体と配偶体が独立します。

3. 種子植物

3. 種子植物

image by Study-Z編集部

種子植物の場合、私たちがよく目にする木や花などの雌しべ(もしくは雌花)の胚珠や、雄しべ(もしくは雄花)の葯が複相である胞子体に相当します。この胞子体をスタート地点とすると、以下のような順番で生活環が進むのです。


  1. 胞子体にあたる胚珠や葯で減数分裂が起こり、胞子にあたる「胚のう細胞」と「花粉四分子」が作られる。

  2. 胚のう細胞は配偶体である「胚のう」に、花粉四分子は配偶体である「花粉」に成長する。

  3. 胚のうでは配偶子である「卵細胞」が作られ、花粉では「精細胞」が作られる。

  4. 卵細胞と精細胞が受精して、受精卵(後に種子になる)ができる。

  5. この種子が発芽すると、胞子体になる。

  6. 1に戻る

このように種子植物では、胞子体が巨大になり生活環のメインになっており、配偶体の栄養は胞子体からもらっているという状況になっています。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

植物の生活環の図式の受精と減数分裂を境に右半分は複相(2n)で、左半分が単相(n)になっているな。このことから、右半分は「複相世代」と呼び、左半分は「単相世代」呼ぶのだ。また、複相世代と単相世代が交互に繰り返すことを「核相交代」と言うぞ。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: