理科生き物・植物生物生物の分類・進化

高校生物で学ぶ植物の生活環とは?生活史についても現役理系学生がわかりやすく解説

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配偶体と胞子体の違いはわかっただろうか。この2つのキーワードの違いをしっかりと抑えておかないと、後で混乱してしまうからよく覚えておくのだ。

さまざまな生活環

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植物の生活環の特徴について学習したので、次は具体的どのような生活環があるのか、コケ植物、シダ植物、種子植物の3つについて解説していきます。

1. コケ植物

1. コケ植物

image by Study-Z編集部

私たちはコケ植物と言えば、岩などに生えているあの緑色を想像しますよね。実はその緑色が単相(n)の配偶体なのです。そして、コケ植物の中には雌雄異株の種が多くあり、その場合、雄株と雌株がありましたね。雄株の場合、植物体の先端には造精器が、雌株の場合、植物体の先端に造卵器があります。この配偶体をスタート地点とすると、以下のような順番で生活環が進みますよ。

  1. 造精器では雄性配偶子である「精子」が作られ、造卵器では雌性配偶子である「卵細胞」が作られる。
  2. 水を利用して精子と卵子が受精(接合)し、受精卵(接合子)ができる。
  3. この受精卵が成長すると、胞子体になり胞子のうができる

(この時、配偶体から胞子体が生えている形になる。)

  1. 胞子のうで減数分裂によって胞子が作られる。
  2. 胞子が成長し配偶体になる。
  3. 1に戻る

このように、コケ植物では配偶体が生活環のメインになっています。また、配偶体から胞子体が生えているように、胞子体の栄養は配偶体に依存しており、胞子体は配偶体に寄生しているのです。

2. シダ植物

2. シダ植物

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シダ植物と言えば、細かい切り込みが入った葉を持った植物をイメージしますよね。実はそれが複相(2n)である胞子体なのです。そして葉の裏には大量の胞子のうがついています。この胞子体を出発地点とすると、以下のような順番で生活環が進むのです。

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