理科生き物・植物生物生物の分類・進化

高校生物で学ぶ植物の生活環とは?生活史についても現役理系学生がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。みんなは植物の生活環について説明できるだろうか。高校生物で学ぶ「植物の生活環」は複雑で苦手意識を持つ人も少なくないだろう。そこで、今回の記事では植物の生活環について、一つ一つ丁寧に特徴や配偶体と胞子体の違い、生活環の具体例を挙げながら、生物に詳しいライターききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/きき

大学生の頃は農学部に所属し植物のことを勉強した。現在は大学院に進学し植物のことを研究中。生物や植物の面白さを伝えられるライターを目指している。

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生活環って何?

私たち人間を含めた全ての生物が、誕生してから死ぬまでの過程のことを「生活史」と言います。そして、この生活史を生殖細胞で次の世代に繋げて一周する様子が環状であることから「生活環(せいかつかん)」と呼ばれているのです。生物によって様々な生活環がありますが、今回は植物の生活環について解説していきます。生物の範囲の中でも複雑でわかりにくいですが、しっかりと理解すれば、受験などで得点源になるので頑張って学習しましょう。

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植物の生活環の特徴

image by iStockphoto

植物の生活環を学ぶ上で、はじめに必ず理解しておきたい特徴があります。この特徴が抜けていると、生活環についてなかなか理解できず、苦戦してしまうのです。まず、ここで植物の生活環の特徴について解説していきますね。

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特徴1:単相と複相の体を繰り返す

植物には、単相(n)の細胞が集まった体と複相(2n)の細胞が集まった体の二つの体を持ちます。私たち人間を含めた動物には植物と違って、体が一つしかないので少しイメージしづらいですよね。単相の多細胞体のことを「配偶体」と呼び、複相の多細胞体を「胞子体」と言うのです。植物は、単相である配偶体と複相である胞子体の二種類の体を繰り返すことで、子孫を残していきます。

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「複相」は染色体のセットを2組持っている状態のものであり、「単相」は染色体のセットが半分、つまり1組になった状態のものだったな。複相は「2n」で単相は「n」と表されるぞ。

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特徴2:配偶体は配偶子を胞子体は胞子を形成する

この特徴は当たり前のように感じるかもしれませんが、核相についても触れながら、詳しく解説していきます。

まずは、配偶体についてです。配偶体は単相(n)の細胞の集まりでした。配偶体では、体細胞分裂によって有性生殖細胞である「配偶子」が作られます。体細胞分裂なので、配偶子は配偶体と同じ単相(n)になりますね。

次に、胞子体についてです。胞子体は複相(2n)の細胞の集まりでしたね。胞子体では無性生殖細胞である「胞子」を作ります。そして、この胞子を作るには減数分裂が行われるのです。そこで、胞子は自ずと単相(n)になることが分かりますね。

この配偶体(n)から配偶子(n)が作られ、胞子体(2n)から胞子(n)が作られることを覚えておきましょう。

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