理科生き物・植物生物生物の分類・進化

根茎とは?根との違いや地下茎の分類について現役理系学生がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。みんなは「根茎」と言う用語を聞いたことがあるだろうか。地下茎の1種なのだが、よく根と勘違いしてしまうことがあるのだ。そんな根茎と根の違いや地下茎の分類、地下茎を持つ植物の繁殖方法などについて、生物に詳しいライターききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき

大学生の頃は農学部に所属し植物のことを勉強した。現在は大学院に進学し植物のことを研究中。生物や植物の面白さを伝えられるライターを目指している。

根茎って何?

根茎とは、地下茎の1種であり、地中もしくは地表を這うように伸びた茎のことを言います。土中にあることから、根と間違えられやすいですが、根茎は「根のような茎」なのです。

ここで、なぜ茎が土中にあるのか、そもそも地下茎とは何なのかが気になりますよね。ここからは、根茎のことを知る上で欠かせない地下茎について学んでいきましょう。

地下茎とは?種類を解説

地下茎とは?種類を解説

image by Study-Z編集部

地下茎とはその名の通り、「地下にある茎」のことを言います。

そもそも、根茎などの地下茎は何のためにあるのでしょうか。

植物は子孫を残すために、乾期や冬季などの生育に適さない時期を乗り越えることが必要不可欠になります。これらの過酷な環境を乗り越えるための代表的な手法として「種子を形成する」がありますよね。種子には生育に必要な養分が蓄えられており、生育に適した時期が来るまで土中でしのぎ、生育できるその時までじっと地中で待ち続けます。実は、「種子を形成する」以外にも、植物によっては、根や茎、葉に栄養分を蓄えるものがあるのです。「地下茎」はその1種であり、ここに植物が成長するための養分が蓄えられ、生育に適した時期まで地中でしのぎます。地下茎はその構造や形態によって4つに区分することができるのです。上記の図を参考にしながら、それぞれについて学んでいきましょう。

1. 根茎

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「根茎」とは、地下茎が全体的に棒状や塊状に肥大したものを指します。目立った節々があることが特徴的で、そこから芽や根が生えるのです。特に、地中に対して水平に伸長する根茎のことを「横走根茎」と呼び、地中に対して垂直方向に伸長する根茎を「直立根茎」と呼びます。根茎を地下茎に持つ植物として、ワラビ、ワサビ、ドクダミなどがありますよ。

2. 球茎

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「球茎(きゅうけい)」とは、地下茎が球形や楕円形、卵形に肥大したものを指します。代表的な例として、クロッカスやグラジオラス、サトイモなどがこの地下茎を持っていますよ。

3. 塊茎

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「塊茎(かいけい)」楕円形や独特な形に肥大した地下茎のことを言います。最も有名なものとしてジャガイモがあり、他にも、シクラメンやキクイモなどがありますよ。

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