
2. 「口を閉ざす」
次にご紹介する類義語が「口を閉ざす」(くちをとざす)です。こちらも国語辞書にて念のため意味を確認しておきましょう。
何も言うまいとして沈黙する。口を閉じる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「口を閉ざす」
「口を閉ざす」も「口を結ぶ」と同じように、何も言うまいという強いニュアンスがある慣用句ですね。なお「口を閉じる」は「話すのをやめる。だまる。口をつぐむ。口をとざす。」と若干意味が異なりますので、合わせて覚えておきましょう。
3. 「噯にも出さない」
今回最後にご紹介する類義語が「噯にも出さない」(おくびにもださない)です。こちらも意味を以下のように確認しておきます。
物事を深く隠して、決して口に出さず、それらしいようすも見せない。おくびにも見せない。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「噯にも出さない」
「噯にも出さない」も「口を慎む」と同じような意味を有していますが、これも「口を結ぶ」や「口を閉ざす」と近く、何も言わない・隠し通すという強い意思が感じられる慣用句です。「噯」は聞き慣れないと思いますが、「胃にたまったガスが口から外に出るもの。げっぷ。」のことですから漢字と合わせて覚えておきましょう。
「口を慎む」の対義語は?
さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。
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