
「分相応」
「身に過ぎる」の対義語としては「分相応」(ぶんそうおう)が挙げられるでしょう。「その人の身分や能力にふさわしいこと。また、そのさま。応分。」という意味ですから、対義関係にあることがわかりますね。
「beyond one’s means」
「身に過ぎる」を英語で言い回す場合、「beyond one’s means」が挙げられるでしょう。「分不相応」、「身分や地位を超えて贅沢」といった意味で使用することができます。以下に例文を見てみましょう。
・To be able to enjoy a reward on your day off with a cup of coffee in one hand is an experience beyond your means that hasn’t been seen in recent years.
休日にコーヒー片手でご褒美を味わえるなんて、近年に無い身に過ぎる体験だな。
・I had the impression that they had confidence in me, but as a result they decided to go with me. It is a role that is beyond my means, but I will do my best.
相手には自信がある印象でしたが、結果として僕に決まりました。身に過ぎる役割ですが、頑張りたいと思います。
・The king has given me a position that is beyond my means. I wonder if it is good for me, coming from such a background, and I am somewhat concerned about the eyes of those around me.
王様が身に過ぎる地位を私に与えてくれた。こんな出自の私に良いのだろうか、周囲の目がやや気になるところではある。
「身が過ぎる」を使いこなそう
この記事では「身が過ぎる」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。
「身が過ぎる」は自らに対する処遇が良すぎる、又は自らに与えられた仕事や責任が重大過ぎるという2つの意味を有する言葉でした。自分の地位に対して「良すぎる」と思うか「重大過ぎる」と思うかは心持ちの問題とも言えますから、悩んだら誰かに相談してみると良いかもしれませんよ。