端的に言えば「手が長い」の意味は「盗み癖がある」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「手が長い」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Maicodori
建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「手が長い」の意味をわかりやすく伝える。
「手が長い」の意味は?
「手が長い」には、次のような意味があります。
盗み癖がある。手癖が悪い。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「手が長い」
「手が長い」は「てがながい」と読み、ある人物や動物が盗み癖がある際に使用する言葉です。身体器官としての「手」が実際に長い場合にももちろん使用しますが、慣用句としてはこのような意味となっています。
「手が長い」の語源は?
次に「手が長い」の語源を確認しておきましょう。「手が長い」は、実際に何かを盗む際に手が伸びてきて長く見えることから生まれた意味だと思われますが、語源は明確ではありませんから、2つの単語それぞれの意味を確認しておきましょう。
まず「手」自体には「盗み」などといった意味合いは無く、ここでは身体器官としての「手」だと考えられます。また「長い」自体にも「盗み」のニュアンスはありませんから、物理的な延長を示す「はしからはしまでの隔たりが大きい。」という意味ですね。
そのため上述したように、「盗む時に手が長く見える」又は「何回も盗んでいるから手が長い」といったことが語源だと思われます。
「手が長い」の使い方・例文
「手が長い」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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