端的に言えば声を張り上げるの意味は「出来る限りの大声を出す」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「声を張り上げる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター／ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「声を張り上げる」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「声を張り上げる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「声を張り上げる」の意味は？
「声を張り上げる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1．できうる限りの大きな声を出す。「壇上の候補者が一段と—・げた」
出典：デジタル大辞泉（小学館）「声を張り上げる」
「声を張り上げる」は出来る限りの大声を出すという意味をもつ慣用句です。自身が出せる限りの大声を全力で出す。「声を張り上げる」はこうした様子を表現する言葉となっています。よく似た表現の「声を上げる」と比較して、こちらは全力で大声を出すという限定的な場面を表現する言葉である点に注意しましょう。
書籍・新聞等の文章中のほか、口語においても日常的に使われている身近な表現です。実際に使用する際は、単に大声を表すのではなく、全力の大声を表す点に注意しましょう。「声を張り上げる」の意味・用法をしっかり覚え、自身の語彙力を高めていきましょう。
「声を張り上げる」の語源は？
次に「声を張り上げる」の語源を確認しておきましょう。残念ながら語源ははっきりとはしていません。「声を張り上げる」の語源ははっきりとしていないと覚えておきましょう。声を張り上げるは「声」・「張り上げる」という2種類の単語を組み合わせて生まれています。
「声」はそのまま人・動物が喉にある器官を使い出す音のことです。「張り上げる」は声を強く高く出すことを意味する単語となっています。「声を張り上げる」はこれら2種類の単語を組み合わせて、出せる限りの大声を出すことを意味する言葉となりました。こちらも覚えておきましょう。
＼次のページで「「声を張り上げる」の使い方・例文」を解説！／
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