端的に言えば手が離れるの意味は「手をかける必要がなくなる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「手が離れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「手が離れる」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「手が離れる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「手が離れる」の意味は?
「手が離れる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1.仕事がかたづいて、自分と関係がなくなる。「長くかかわってきた仕事から—・れる」
2.子供が成長して、世話が必要でなくなる。「やっと子供から—・れた」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「手が離れる」
「手が離れる」は仕事が片付き自身と関係がなくなる、または子供が成長し世話の必要がなくなるという意味をもつ慣用句です。2種類の違った意味がある点に注意しましょう。この言葉を見聞きした際は、どちらの意味で使われているのか、前後の文脈に注意し読み取ることが大切です。
どちらも自身が手をかける必要がなくなるという共通の意味をもっています。書籍・新聞等のほか、口語でも時折使われることのある身近な表現です。「手が離れる」の意味・用法をこの機会にしっかりと覚え、自身の語彙力を高めていきましょう。
「手が離れる」の語源は?
次に語源を確認しておきましょう。残念ながら語源は現在はっきりとはしていません。「手が離れる」の語源ははっきりとしていないと覚えておきましょう。「手が離れる」は1886年の歌舞伎・夢物語盧生容画にも「手(テ)がはなれたら熱燗で一杯呑まして貰ひたい」として登場しています。
このことから非常に古くから使われている表現であることが分かりますね。「手が離れる」は現在でも書籍・新聞等の文章中や、口語においても時折登場することのある身近な表現となっています。字面からは意味を捉えづらい言葉となっているため、この機会にしっかりと意味を覚えておきましょう。
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