化学原子・元素無機物質物理理科生活と物質量子力学・原子物理学

ウランとはどのような物質?原子力発電との関係は?現役理系学生ライターが5分でわかりやすく解説

ウランの平和利用

第二次世界大戦末期に広島と長崎に原子爆弾が投下され、多くの人々が亡くなりました広島の投下された原子爆弾は先ほど説明したウラン235の核分裂連鎖反応を利用した核兵器だったのです。そして、戦後に核エネルギーは兵器に使用するのではなく、人々の生活を豊かにするために使うべきだという意見が世界に広まりました。

そして、核兵器を制限する様々な条約も締結されるようになりました。現在は、核エネルギーの平和利用の一環として原子力発電が世界各国に普及しています

ウランの用途

最後に、ウランがどのような用途で利用されているのかということを考察していきましょう。以下では、原子力発電の核燃料金属材料への添加剤をウランの使用例としてご紹介します。

それぞれが人々生活をどのように支えているかそれらの技術になぜウランという物質が用いられているか、といった点に注目して記事を読み進めてみてくださいね。

原子力発電の核燃料

image by iStockphoto

ウラン235を含んだ核燃料は、多くの原子力発電において使用されていますよ。日本国内の商用原子力発電はすべて軽水炉であり、その多くがウラン235系の核燃料に特化したものになっています。

ウラン235系の核燃料の組成のうち、ウラン235が全体の4%ほどを占めており、残りはウラン328などの非核分裂性の物質となっていますよ。この点が核兵器に用いるウラン燃料と異なるのです。

\次のページで「金属材料への添加剤」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: