化学理科

キセノンとはどんな元素?性質や化合物、利用例などを理系ライターが詳しくわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。キセノン(Xe)という元素は知っているか?周期表では18族に属していて、18族の元素は「希ガス」と呼ばれている。キセノンは、医療や建築分野での活躍が期待されていて、実は人々の身近なところでも使われているんだ。今回はキセノンについて、大学は理工学部で化学専攻だったライターyuaと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/yua

理工学部化学科を卒業している理系女子。有機化学が好き。だが理系には見えず、だいたいの人にびっくりされるらしい。塾講師の経験もあり、化学が苦手な人にもわかりやすく解説できるように努力している。

キセノンについて知ろう!

image by iStockphoto

キセノンのという名前の由来は、ギリシア語のxenos(異質なもの)です。どのような性質からこの名がついたのでしょうか。キセノンについて詳しく解説していきます。

キセノンとは希ガスの一種!

キセノンとは希ガスの一種!

image by Study-Z編集部

キセノンは原子番号54の元素で、原子記号はXeと表します。常温常圧では無色、無臭、無味の気体です。

周期表で見ると右端の第18族に属していますね。第18族元素のことを希ガスと呼びます。希ガスの電子配置を見ると、最外殻電子が閉殻構造をとっているため、一般的には反応性がほとんどありません。しかし、キセノンは原子核から最外殻までの距離が遠いため、他の電子の遮蔽効果によって束縛が弱まっています。なので、他の希ガスと比べるとイオン化しやすい元素というのがわかるでしょう。

また、キセノンは不燃性なので、扱うときに火災や爆発などの心配もありません。

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遮蔽効果とは、電子と原子核の引力が見かけ上減少しているように見える効果のことだ。

キセノンの歴史

キセノンは、1898年にイギリスのラムゼーとトラバースの液体空気の分留によって発見されました。窒素、アルゴン、酸素を取り除き、残った物質のスペクトルを計測すると、新たなスペクトル線が表れたのです。その物質の比重はアルゴンより大きく、化学的な性質からもアルゴンと同じ第18族に属する元素だということがわかりました。

クリプトン、ネオン、最後にキセノンの順で発見され、ラムゼーは1904年にノーベル化学賞を受賞しています。

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キセノンは他の希ガスと比べて存在量が少ないから、発見するまで相当苦労しただろうな。

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