理科生物生物の分類・進化

後生動物って何だ?後生動物の特徴、含まれる生物群および他の分類体系との比較について生オリメダリストがわかりやすく解説

他の生物を捕食することで栄養を摂取する、従属栄養生物である

二つ目の特徴は、従属栄養生物であることです。これは光合成などで自分から栄養を作ることはできず、他の生物から栄養を摂取する必要があるという意味になります。

同じく従属栄養生物である生物群として菌類がありますが、菌類は体外に消化酵素を分泌して消化した有機物を吸収するのに対し動物類は捕食という方法を取るのが大きな違いです。消化はほとんどの場合体内(あるいは細胞内)で行われます

有性生殖ができ、新しい個体は胚葉から発生する

続いて(すべてではないですが)多くの動物には有性生殖の機能が備わっています。精子か卵子(もしくは両方)を作れる個体が存在し、受精によって新しい個体を作ることができるということですね。

発生した新しい個体は細胞分裂を繰り返してより複雑な器官を形成しますが、初期の段階で細胞が2-3種類の層に分かれます。それぞれの層が違う器官に分化していくのですがこれらの細胞層を「胚葉」と呼んでいるのです。これは海綿動物以外、すべての後生動物にみられます。

動き回ることができる

この特徴も必須ではないですが、多くの動物は何らかの形で動き回るための器官(筋肉など)を持っています。他の生き物を能動的に捕食するために動き回れることは大きなアドバンテージとなりますので、高等動物になるにつれて筋肉や神経系が発達していく傾向があるのです。

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これで後生動物の特徴は以上だ。次にこの群に含まれる生物と、他の分類法での位置づけも見ていくぞ。

後生動物に含まれる生物には何がある?

後生動物に含まれる生物には何がある?

image by Study-Z編集部

続いて後生動物に含まれる動物群をざっくりと分けて紹介します。

後生動物はまず「海綿生物」と「真正後生動物」に分けられ、そして真正後生動物はざっくりと「刺胞動物+有櫛動物」、「前口生物」と「後口生物」の3つのグループに分けることができますね。詳しく見ていきましょう。

海綿動物

image by iStockphoto

まず、一番原始的な構造を持つ動物として分類されているのが海のスポンジ、「海綿動物」です。

このグループははっきりした組織の分化がありません。細胞間が緩くつながってスポンジ状の形をしているだけです。また、唯一後生動物で胚葉の発生がないグループでもあります。そのためこのグループだけ他の後生動物と区別しているのです。

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