
特異性

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特異性とは、トレーニングで鍛えた筋肉だけ効果が表れるということです。腕を鍛えたのに足も鍛えられるということはありません。言い換えると、鍛えたい筋肉をピンポイントに鍛えることも可能だということです。スポーツ競技をしている人は、どこを鍛えたら競技に生かせるのかを考えてトレーニングをしてみてください。
可塑性

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可塑性とは、せっかくトレーニングで筋肉をつけても、やめてしまったら徐々に筋力が落ちていくということです。よって、トレーニングを継続しなければ筋肉を発達させる、または維持することができません。
また、筋力が低下するスピードは、トレーニング期間が長い人に比べて短い人の方が速いそうです。
適時性
適時性とは、効果が得やすい時期に合わせたトレーニングを行うということです。身体が小さいときにハードな筋トレをしてしまうと、身体の成長を阻害してしまうかもしれません。そのため、小学生のうちは、身体の正しい動かし方などをマスターするように心がけた方がよいでしょう。
トレーニングの五原則
トレーニングの五原則とは、トレーニングをするときの気を付けるべきルールと言えます。
トレーニングの五原則
・全面性
・漸新性
・意識性
・反復性
・個別性
全面性
全面性とは、「全身をバランスよくトレーニングしましょう」ということです。例えば、ジャンプをする競技では足を鍛えた方がよいと思ってしまいませんか?しかし、ジャンプをするためには上半身(特に腕の振り)も使っています。また、競技中に倒れないように立つという行為をしているだけでも足以外の筋肉を使っているのです。つまり、見えないところで働いている筋肉がたくさんあるということですね。よって、全身をバランスよく鍛えることは、相乗効果でパフォーマンスを向上させ、ケガや痛みの予防にも使がります。
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