似たような言葉「万願寺とうがらし」「伏見とうがらし」との違いは?
ししとうの中でも似たような言葉として「万願寺とうがらし」や「伏見とうがらし」が有名で、これらはししとうと同じ甘味種に部類される唐辛子です。伏見とうがらしは江戸時代から京都の伏見地区で栽培されてきた京野菜の一つで、万願寺とうがらしはその「伏見とうがらし」とアメリカから入ってきた「カリフォルニア・ワンダー」(ピーマン)が自然交雑して生まれた品種になります。これらはししとうと同種ではあるものの、サイズが大きいのが特徴です。
甘唐辛子の効能・栄養価は?おすすめの使い方・レシピとは?
image by iStockphoto
ここまで甘唐辛子・ししとうの違いについてみてきましたが、ここからは甘唐辛子の栄養価や使い方、おすすめ調理について紹介していきます。
甘唐辛子の効能・栄養価
ししとうを含む甘唐辛子は、緑黄色野菜の一つでその栄養価は高いです。甘味種でありながらも唐辛子であるため「カプサイシン」と呼ばれる成分を含んでおり、脂肪燃焼効果や血行促進が期待できるのも特徴の一つ。また皮膚の形成や免疫機能の正常に保つために必要な「β-カロテン」やビタミンCなどをはじめとするビタミン類も豊富に含むため、甘唐辛子は栄養価の高い食材と言えます。
こちらの記事もおすすめ
いまさら聞けない「ビタミンC」のこと。現役講師がさくっとわかりやすく解説!
甘唐辛子を使ったおすすめレシピ
甘唐辛子は加熱すると甘みが増し、さらに油との相性が良い食べ物としても有名です。そのため、天ぷらや炒め物がおすすめの調理法になります。具体的なレシピで言えば「煮浸し」や豚肉を巻いた「豚肉巻き」、シンプルな「ししとうの天ぷら」などがおすすめです。
ししとうは辛くない!色々な調理でししとうを堪能しよう!
この記事では甘唐辛子とししとうの違いについて解説してきました。おさらいすると、唐辛子は辛味種と甘味種が存在し、中でもししとうは甘味種の唐辛子である甘唐辛子の一種でした。つまり甘唐辛子は甘味種の唐辛子の総称名で、ししとうはその一種になります。上記でもご紹介してきたようにししとうは、油との相性が良いため天ぷらなどの揚げ物や煮浸しなどで使用するのがおすすめ。ぜひこの機会にビールや日本酒のおつまみとしてや、ご家庭の食卓の一品にししとう料理を堪能してみてはいかがでしょうか。