
・カカオマス…チョコレートの主原料で、焙煎したカカオ豆から分離したカカオ豆の胚乳部(カカオニブ)をすりつぶすと液体状のカカオリカーができる。それを、加工しやすいように固体化させたもの。
・ココアバター…カカオリカーを搾油してできるカカオ豆の油脂分。
・砂糖…カカオマスだけでは苦いので、甘さを加えるために使われる。

つまり、チョコレートには油分と糖分が含まれているということだな。
アルミニウムの特性とチョコレートの成分から考えるアルミ箔の利点

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それでは、チョコレートの銀紙にアルミ箔が使われている理由を解説していきます。それを一言でいうと、「チョコレートの品質を守るため」です。
1. きれい
銀白色のアルミ箔はきれいですよね?もし、アルミニウムが銅のような茶色だったなら、ここまでチョコレート包装に利用されていなかったかもしれません。
2. 加工しやすい
アルミニウムは、柔らかく伸びやすい性質があります。そのため、アルミ箔のように薄く加工することができるのです。
3. 毒性がない
アルミニウムは無味・無臭で無害なので、万が一チョコレートと一緒に体の中に入っても重金属のように健康を害することはありません。
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