美術:美の視覚的表現を目指す芸術
美術の言葉の意味は、美の視覚的表現を目指す芸術です。これを造形芸術または、視覚芸術と呼ぶこともあります。加えて、「美術」という言葉が使われるきっかけは、ウィーン万博博覧会へ参加する際、出品分類を「美術」と採用したことです。
芸術:美を創作・表現する活動
芸術の言葉の意味は、美を創作・表現する活動です。精神の充実体験を追求する、文化活動ともいえます。他にも、利用する媒体や作品の形態によって、分類される表現様式ともいえるでしょう。行動・状態が違っても、「芸術」は幅広い意味を持ちます。
特徴2:種類の違いは?
美術と芸術の種類は、どのような違いがあるのでしょうか。カテゴリーを知ることによって、より美術と芸術について理解が深まるでしょう。この章では、美術と芸術の種類の違いをご紹介します。あなたの行っていた創作活動が、美術か芸術か分かりますよ。
美術:絵画や彫刻など
美術の種類は、絵画・彫刻・版画・陶芸・染織・写真・インスタレーション・映像・パフォーマンスなどを含みます。隣接するものは、イラストレーション・デザインや工芸などの応用美術や、漫画・アニメ・映画などの大衆芸術などです。加えて、欧米では建築が美術の一部、あるいは美術に隣接した分野とされています。
芸術:文学や造形など
芸術の種類は、文学・視覚芸術・グラフィック・デザイン・造形芸術・装飾芸術・舞台芸術・音楽・建築などです。これらの中から、さらに細分化して分野が分かれています。つまり、芸術の種類は空間的か時間的か、あるいはその媒体が何かによって分類されていました。
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