今回は「ピオーネ 巨峰」の違いについて解説していきます。フルーツの中でも人気を誇るぶどう。中でお巨峰やピオーネは有名な品種として取り上げられますが、みんなは両者の違いを知っているか。この記事ではそんなピオーネと巨峰の違い加え、両者の味の特徴や美味しいぶどうの見分け方や保存方法についてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

巨峰とピオーネは同じ系統種!両者の共通点は?

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ぶどうの中でも聞き馴染みがある方も多い巨峰とピオーネ。両者はどのような違いがあるのか。またどのような共通点があるのか。まずは共通点から見ていきましょう。

そもそもぶどうの品種は大きく3種に分けられる

そもそもぶどうの品種は大きく黒・赤・緑の3つの系統に分類できます。これは皮の色による分類で、それぞれの系統でさらに種類が存在するほどブドウの品種は多いです。

巨峰とピオーネはともに黒系統のぶどう

今回挙げている巨峰とピオーネはともに黒系統のぶどうに部類されます。つまり両者共に見た目に違いはありません。そもそもぶどうの品種に皮の色に違いが出てくるのは着色機能をもつ遺伝子が関連していて、着色機能がある遺伝子をもつ品種ほど皮の色が濃いです。また、色の濃いぶどうにはアントシアニンと呼ばれる成分が豊富に含まれています。

巨峰とピオーネの違いとは?

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では巨峰とピオーネの違いは何なのか。結論をいうと、ピオーネという品種は巨峰とカノンホールマスカットと呼ばれる品種を交配させて作られる食べ物。それ故、巨峰とは違った味わい・特徴を持っているので以下より解説していきます。

\次のページで「1.巨峰:日本原産のブドウ」を解説!/

1.巨峰:日本原産のブドウ

まず巨峰についてですが、巨峰は日本原産の生食用のブドウになります。ヨーロッパのブドウである大玉キャンベル(石原早生)とセンテニアルを交配させて作出された品種が巨峰です。それ故、もともとは品種名である「石原センテニアル」と呼称されていたそうですが、商品名である「巨峰」という呼び名が定着していったそう。

2.ピオーネ:巨峰とカノンホールマスカットを交配させてできた品種

一方でピオーネは、巨峰とカノンホールマスカットと呼ばれる品種のマスカットを交配させてできたもの。巨峰の遺伝子を継いでいることからその色は黒系統で、巨峰とマスカットのいいとこ取りをした味わいの品種になります。

どっちがおいしい?巨峰とピオーネの味の特徴

では巨峰とピオーネはどっちがおいしいのか。両者の味の特徴について詳しく解説していきます。

1.巨峰の特徴:強い甘みと濃厚さが味わえる

まず巨峰の大きな特徴は強い甘みです。というのも巨峰の糖度は一般的に糖度が18~20度と高く、ぶどうの王様とも呼ばれている品種になります。また水々しい果汁が味わえるのと同時に大粒で食べ応えがあるのも大きな特徴です。

\次のページで「2.ピオーネの特徴:爽やかさ・フルーティーな味わいが特徴」を解説!/

2.ピオーネの特徴:爽やかさ・フルーティーな味わいが特徴

一方でピオーネの特徴は、強い甘みに加え、爽やかさとフルーティーさが味わえるという点です。ピオーネは上述してきたように巨峰とマスカットを交配させることで作出される品種。そのためマスカットの特徴でもある爽やかさとフルーティーな味を楽しむことができます。

おいしいぶどうの見分け方と保存方法

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みなさんはぶどうを選ぶ際に気をつけていることはありますか。ここでは美味しいブドウの見分け方、また保存方法について軽く解説していきます。

おいしいぶどうは皮に注目!

結論、おいしいぶどうを見分けるポイントは皮です。見たことがある方もいるかと思いますが、稀にブドウの表面に白っぽい粉のようなものがついていることがあります。これはブルームと呼ばれるもので、そのブルームがついているものがまさに良品です。逆に、実が枝から落ちているようなものは収穫から時間が経過しているものなので避けましょう。

保存は野菜室に!

保存場所については涼しい室内・冷暗所にしましょう。家庭用の冷蔵庫であれば野菜室が適切です。また、数日以内に食べきれない場合は冷凍保存をするのがおすすめ。その際は枝を少し残す程度で実を切り離し、軽く水洗いをしたのちにしっかり水気を切ってから冷凍しましょう。

\次のページで「【余談】種無しぶどうはどうやって作られるのか?」を解説!/

【余談】種無しぶどうはどうやって作られるのか?

最近ではピオーネの中でもニューピオーネと呼ばれる品種も出てきており、ニューピオーネとは、端的に言えば種無しのピオーネです。ニューピオーネに限らず種無しのぶどうというのはどのように作られているのか。解説すると、種無しのぶどうは「ジベレリン」と呼ばれる植物ホルモンによる処理を行うことで作出できます。通常果実は受粉を行うことで子房の中に種子を作り出し、その子房がふくらんで実になりますが、ジベレリン処理を行うことで受粉という工程を行うことなく実を実らせることができるのです。つまり、子房の中に種子を作り出す必要がなくなるため種無しのぶどうを作ることができます。

巨峰とピオーネを食べ比べてみよう!

この記事では巨峰とピオーネの違いについて解説してきましたが、おさらいすると両者はぶどうのなかでもともに黒系統のぶどうに部類され、ピオーネは巨峰とカノンホールマスカットと呼ばれるマスカットの品種を荒廃させて作出される品種でした。上述してきたように両者は味わいに特徴があり、巨峰は濃厚さ、ピオーネは爽やかさ・フルーティーさが味わえます。ぜひこの機会に巨峰やピオーネ、その他品種のぶどうを食べ比べてみてはいかがでしょうか。

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3分でわかるピオーネと巨峰の違い!味は違うの?どっちが美味しい?美味しいぶどうの見分け方や保存方法についても合わせて雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説

今回は「ピオーネ 巨峰」の違いについて解説していきます。フルーツの中でも人気を誇るぶどう。中でお巨峰やピオーネは有名な品種として取り上げられますが、みんなは両者の違いを知っているか。この記事ではそんなピオーネと巨峰の違い加え、両者の味の特徴や美味しいぶどうの見分け方や保存方法についてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

巨峰とピオーネは同じ系統種!両者の共通点は?

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ぶどうの中でも聞き馴染みがある方も多い巨峰とピオーネ。両者はどのような違いがあるのか。またどのような共通点があるのか。まずは共通点から見ていきましょう。

そもそもぶどうの品種は大きく3種に分けられる

そもそもぶどうの品種は大きく黒・赤・緑の3つの系統に分類できます。これは皮の色による分類で、それぞれの系統でさらに種類が存在するほどブドウの品種は多いです。

巨峰とピオーネはともに黒系統のぶどう

今回挙げている巨峰とピオーネはともに黒系統のぶどうに部類されます。つまり両者共に見た目に違いはありません。そもそもぶどうの品種に皮の色に違いが出てくるのは着色機能をもつ遺伝子が関連していて、着色機能がある遺伝子をもつ品種ほど皮の色が濃いです。また、色の濃いぶどうにはアントシアニンと呼ばれる成分が豊富に含まれています。

巨峰とピオーネの違いとは?

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では巨峰とピオーネの違いは何なのか。結論をいうと、ピオーネという品種は巨峰とカノンホールマスカットと呼ばれる品種を交配させて作られる食べ物。それ故、巨峰とは違った味わい・特徴を持っているので以下より解説していきます。

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