

今回はそんな焼肉事業に欠かせない、部位の違いを定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくりモツとハラミの違いは?

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モツとハラミは、どのような違いがあるのでしょうか。部位の違いは何か、どのような魅力があるのかなどが気になるでしょう。はじめに、ざっくりとモツとハラミの違いについてご紹介します。ざっくりと違いが分かりましたら、それぞれの特徴を深く掘り下げていきましょう。
モツ:鳥獣肉の臓物
モツは「鳥獣肉の臓物」というような、臓物全般のことです。このことから、「ホルモン」「畜産副生物」「内臓肉」「バラエティミート」「ファンシーミート」など、さまざまな呼ばれ方が存在します。また、モツの中でも部位によって呼び名が違い、肝臓や心臓は「赤モツ」、胃や腸は「白モツ」です。
ハラミ:牛・豚などの横隔膜
ハラミは「牛・豚などの横隔膜」です。いわば筋肉となります。赤身のような見た目をしていますが、ほどよく脂が乗っていて弾力があるのが特徴です。また、味はさっぱりしているので、沢山食べても胃もたれが少ないと、女性に人気のメニューとなります。
特徴1:語源の違いは?

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モツとハラミは、どのような語源の違いがあるのでしょうか。語源は日本語なのか、読み方は1つだけなのかなどが気になるでしょう。この章では、モツとハラミの語源の違いをご紹介します。意外な豆知識を知れますよ。
モツ:内蔵を意味する「蔵物」
モツの語源は、内蔵を意味する「臓物」です。この「臓物」という呼び名は、元々は料理人や食肉業者の間で、隠語として使われていました。特に、臓物の中でも小腸や大腸を指します。他にも、部位によって「シロ」「テッポウ」という呼び名で識別していました。
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