進化が複数の経路があるということは、進化は一回で終わっていないということです。
さらに、いまだにシノブ科は地生性と半着生性の区別ができない種があるということは進化途中であるといえます。
着生植物は温室効果ガス削減に利用できるの?
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着生植物は樹木の上に生育する植物です。つまり木が一本生えているだけよりも、着生植物が付着している木はより多く温室効果ガスを吸収します。
さらに、着生植物は他の大気汚染などにも反応が見られているため研究が盛んな植物の種類です。
着生植物が大気汚染の指標になる?
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大気汚染は生物にストレスを与えています、そのストレスを物理化学的な方法で計測するのは難しいとされています。
そこで注目されたのが、着生植物です。特に、苔類や地衣類が大気汚染の指標に使われます。
着生植物が大気汚染の指標に使われる理由は、大気汚染の影響を早く、顕著に反応するためです。
着生植物のその他利用方法
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着生植物は環境問題に対してだけでなく、鑑賞用としてもとても人気のある植物です。
特に、洋ランのほとんどが着生植物の仲間になります。また、着生植物はアクアリウムにも使用される種類です。
しかし、着生植物の美しさ、便利さが故に乱獲され熱帯雨林では絶滅の危機に追いやられている種類も多いとのこと。
研究対象として注目されている着生植物
着生植物について、分類から栄養水分の取り方、環境競争、利用方法を見てきました。着生植物は今日も研究を続けられている興味深い植物です。今回の記事で着生植物に興味を持った方は進化や、構造、分類学など興味を広げて行ってみてください。
植物は生物学などの分野だけでなく、薬学や国際問題の解決にもつながるような存在ですから、テキストや百科事典、ウィキペディアなどだけでなく論文なども探してみるのもおすすめです。