2.ヒカゲノカズラ
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ヒカゲノカズラという名前を聞いた方は少ないかもしれません。しかし、日本料理店などでよく装飾としてヒカゲノカズラが飾られています。
もちろん、ヒカゲノカズラ日本の山でも比較的よく見つけることができる着生植物です。
科名・属名:ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属
学名:Lycopodium clavatum L.
分布:日本(沖縄以外)、北半球
着生植物の特殊な栄養や水分の吸収方法
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着生植物は土壌に根を張らない植物です。そのため養分や水分を土壌以外の場所から吸収しなければなりません。
しかし寄生植物と違い、着生植物は植物から養分や水分を吸収することはありません。
着生植物の養分の吸収方法
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着生植物の栄養の吸収方法から紹介していきます。
まず基礎のおさらいとして、植物が吸収すべき養分は肥料となる無機窒素化合物などの成分です。
着生植物は、それぞれの種類ごとに様々な養分の吸収方法を持っています。
・着生シダ類(オオタニワタリ、ビカクシダ):上からの落ち葉などを受け止める形をした葉を持つ。
・アナナス類:葉の付け根に貯水槽があり、生物がそこに生息し、その生物の排泄物を利用。
その他にも、雨が降ると樹皮などから肥料分が滲み出てくる。これを着生植物は吸収する種類もあります。
着生植物の水分吸収方法
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次は着生植物の水分吸収方法について紹介します。
一般的に、着生植物の水の供給源は雨や霧です。
しかし、これ以外にも面白い水の吸収・貯蓄方法を持つ植物もいるのでご紹介します。
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