雪の結晶の形は温度と湿度で決まる!雪の結晶ができる原理から観察方法までを農学部卒ライターが徹底わかりやすく解説!
雪の結晶を観察する方法
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雪の結晶は、小さくて軽い状態だと上空で浮遊していますが、ある程度大きくなって重くなると地上に降ってきます。その大きさは通常2-3mmほど。そのため、よく目を凝らして見ると肉眼でも観察できるでしょう。ですが、様々な雪の結晶の形を鮮明に見るには、以下のものを用意して観察することをおすすめします!
・黒色などの色が濃い生地(観察しやすくするため。撥水性のあるものがよい。)
・マスク(息で溶けないようにするため。)
・虫メガネ(拡大して見るため。)
・あれば、スマホのマクロレンズ
雪の結晶は、天から送られた手紙
中谷宇吉郎のこの言葉は、「雪の結晶を観察することで、雲の状態や地表までの大気の構造を把握できる」という意味を持つと考えられます。様々な雪の結晶の分類とともに気象状態との比較をしていたことからも分かるように、雪の結晶の分析は実際の雪害の解決にもつながると考え研究をされていたそうです。
このようなロマンチックな表現をする中谷宇吉郎博士のおかげで、今でも多くの研究者が天から送られた手紙を解読するべく研究しています。その雪の研究は、正確な気象予測という形でわれわれに反映されることでしょう。