国語言葉の意味

【慣用句】「欲に目が眩む」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師がわかりやすく解説!

この記事では「欲に目が眩む」について解説する。

端的に言えば「欲に目が眩む」の意味は「欲望でまともでいられなくなること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んです。一緒に「欲に目が眩む」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「欲に目が眩む」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「欲に目が眩む(よくにめがくらむ)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「欲に目が眩む」の意味は?

「欲に目が眩む」には、次のような意味があります。

欲のために正常な判断力を失う。「—・んで法を犯す」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「欲に目が眩む」

この言葉は、「欲望のために、まともな考え方ができなくなること」を意味する慣用表現です。

みなさんも、何かをとても強く「欲しい!」と思ったことがあるでしょうか。たとえば、ずっと欲しかった限定品などが目の前にあって今にも手に入りそうだったら、他の人を押しのけてしまったりするかもしれませんね。

そういう状態になってしまうことを「欲に目が眩む」と言うのです。長い間欲しいと思っていたのか、瞬間的に欲望に突き動かされてしまったのか、双方に使うことができる表現ですが、どちらにしても強い心の動きが表れているはず。

なぜそんなに欲しいのかの理由も含めて、読み飛ばさないようにしたい読解のポイントとなる言葉です。

「欲に目が眩む」の語源は?

次に「欲に目が眩む」の語源を確認しておきましょう。「欲」は言葉の通り、「何かを欲しいと思う気持ち」。

「眩む(くらむ)」はやや難しい漢字ですが、「眩しい(まぶしい)」や「眩暈(めまい)」、「立ち眩み(たちくらみ)」という言葉にも使います。漢字は知らなかったという人でも、言葉として聞いたことはあるでしょう。

これらの単語からもわかるように、「眩む」は、目の前がくらくら・ちかちかして「ちゃんとものが見えなくなってしまっている状態」を意味します。これを比喩的にも使い、「正しく見えない=正常な判断ができない」と表現しているのが、この言葉なのです。

見えないだけではなく、強い欲望のために正常な判断ができないという点がポイントであることも押さえておきましょう。

\次のページで「「欲に目が眩む」の使い方・例文」を解説!/

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