
3分でわかるハッカーとクラッカーの違い!言葉の意味や行っていること・所属している組織などを雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説
特徴3:どのようなチームや組織に所属しているのか?
ハッカーやクラッカーは、どのようなチームや組織に所属しているのでしょうか。個人では活動していないのか、チームや組織に種類はあるのかなどが気になるでしょう。この章では、ハッカーやクラッカーのチームや組織についてご紹介します。ハッカーを目指している方は、必見の内容です。
ハッカー:企業や個人
ハッカーはチームや組織に所属することもありますが、個人で活動している場合もあります。組織ではIT企業に勤務して、セキュリティやシステム開発関連の業務の担当です。個人の場合は、警察のサイバー捜査に協力することがあります。
クラッカー:テロ集団や個人
クラッカーもチームや組織に所属することがありますが、個人で活動している場合もあります。組織の場合は、テロ集団の所属です。また、逮捕されクラッカーから足を洗った人は、アンチウイルスソフトウウェアを扱う会社や、国家の情報局などに勤めることが多いといいます。
ホワイトハット・ブラックハットとは?

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海外でハッカーという用語は、クラッカーと同義で使われています。警察庁の認識も同じようです。善意と悪意を区別するために、「クラッカー」という呼称が生まれましたが、なかなか認識を変えるのは難しいのでしょう。
よりわかりやすく区別するために、「ホワイトハット」と「ブラックハット」という言葉が生まれました。詳しい内容を見ていきましょう。
区別するための呼び方
ホワイトハットとブラックハットとは、悪意の有無や違法遵法を区別する呼び方です。西部劇で悪役は黒いテンガロンハットをかぶり、そして正義の味方は白いテンガロンハットを被っています。つまり、ハッカーとクラッカーの別名です。
ホワイトハットが善人・正義の味方で、ブラックハットが悪役・悪者になります。ハットとはツバのある帽子を指しますが、概念として使われる場合は役割・職務です。
ハッカーとブラックハッカーの違いは「善意か悪意か」
ハッカーとブラックハッカーの違いは「善意か悪意か」です。どちらも高度なスキルを持っていますが、使う目的が違いました。ハッカーは世の中のために、システムに問題がないか確認しますが、クラッカーはネットワークに不正侵入して、破壊や盗難を行います。