
3分でわかるハッカーとクラッカーの違い!言葉の意味や行っていること・所属している組織などを雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説
ハッカー:「hack」に由来
ハッカーは、英語で「hacker」と書きます。これは「hack(ハック)」という単語が由来です。「hack」は本来「切り刻む」の意味を持つ一方で、俗語としては「機転を利かせてうまくやる」のような意味となります。
1960年代からハッカーは、コンピュータ技術に長けた人の意味合いで使われ始めました。当初は、善悪どちらのニュアンスも持っていなかったといいます。
クラッカー:「cracking」に由来
ハッキングスキルを悪事に利用する行為は、「クラッキング」です。そして、そのような行為をする人たちを「クラッカー(Cracker)」と呼びます。「クラッカー(cracker)」の語源は、英語の「cracking」です。「cracking」とは「ヒビが入る」などの意味で、物を使用しづらい状態にすることを指します。
ハッカーは本来中立的な意味しか持ちませんが、クラッカーは最初から「不正をする者」の意味です。
特徴2:行っていることは?
ハッカーやクラッカーは、どのようなことを行っているのでしょうか。高度なスキルは何に使われているのか、身近なことなのかなどが気になるでしょう。この章では、ハッカーとクラッカーの行っていることをご紹介します。
ハッカー:高度なスキルの世の中のために使う
ハッカーは持っている高度なスキルを、世の中のために使います。具体的には、「ハードウェアやソフトウェアに対して、システムに脆弱性がないかチェック」です。他にも、想定されるサイバー攻撃と同じことを試してみて、問題のある現象が起きないかどうかを確認し対策をします。
クラッカー:破壊や盗用など悪質な行為をする
クラッカーは高度なスキルを、破壊や盗用など悪質な行為に使います。身近なことであれば、他人の銀行口座を操作やLINEで乗っ取りなどです。物理的に繋がっているネットワーク上のコンピュータ同士は、高度なスキルを使うと侵入できてしまうといいます。
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